京都、グルテンフリー、ビーガン、プラントベース、米粉パン
現代の食生活は多様化が進み、健康や環境への配慮から「グルテンフリー」や「ビーガン」といったライフスタイルが注目を集めています。この記事では、それぞれの意味、背景、健康効果などを検索して、調べる方も多いと思います。
グルテンフリー(gluten-free)とは、小麦・大麦・ライ麦などに含まれるタンパク質「グルテン」を除いた食生活のことです。特に近年、日本でも健康志向の高まりとともに注目されています。
グルテンは、小麦粉を水でこねたときに形成されるタンパク質で、パンやパスタのもちもち感や粘り気を出す役割を担います。食品の製造や加工の際にも安定剤や増粘剤として広く使われています。
セリアック病は、自己免疫疾患の一種で、グルテンを摂取すると小腸に炎症が起こる。世界人口の約1%に見られるものです。
グルテン過敏症については、明確なアレルギーではないが、グルテンで胃腸の不調、疲労感、頭痛、肌荒れなどが起こる方がいます。
健康志向・体質改善を期待される方も多く、アレルギーがない人でも、グルテンを減らすことで腸内環境が整い、体が軽くなると感じる人もいるようです。
グルテンフリーでも使える食材は多いです。
米、玄米、米粉、片栗粉、野菜、豆類、ナッツ、果物です。
当店では使いませんが、雑穀(あわ、ひえ、きび)、そば(100%そば粉のもの)、タピオカ粉などもあります。
ビーガン(Vegan)とは、動物性食品(肉・魚・卵・乳製品・蜂蜜など)を一切摂取しないライフスタイル、またはその実践者を指します。
ベジタリアンは、肉や魚を避けるが、乳製品や卵は摂ることがある。ビーガンは、一切の動物性食品を排除し、時に衣類やコスメなども動物性を避ける、と定義されています。
環境保護の観点からも、畜産業は温室効果ガスの大きな排出源ですので、やはり、ビーガン食は環境にも良いと考えられます。
健康のためにビーガンを選択する方には、動物性脂肪を減らし、心血管系の病気予防に繋がると、考える方も多いです。
タンパク質は大豆製品、豆類、ナッツ、キヌア、鉄分は、レンズ豆、小松菜、海藻類、乾燥果物、カルシウムは、小松菜、白ごま、豆腐、アーモンドに多く含まれますし、ビタミンB12は、ビーガン食品の中では補いにくく、サプリや強化食品で補うのが一般的ですが、玄米、豆類、ブロッコリーなどにはビタミンB群も多く含まれているので、そのような食材を増やすこと大切です。
この2つの食事法を掛け合わせることで、さらに多くの方に喜ばれる料理が生まれると考えています。植物性の食品を食べることで、腸内環境を整える。アレルギーのリスクを減らす。炎症の原因を抑える可能性がある。アレルギー、宗教、健康管理など、食の制限がある人でも安心して選べる料理になるため、多様なお客様に対応できます。
素材本来の味を活かす調理法が求められるため、野菜や豆のうまみ、スパイスの使い方が重要になり、結果的に「食の深さ」が広がります。
グルテンを完全に避ける必要はありますか?というお声も多くいただきますが、 セリアック病の人にはそのような選択が必須ですが、一般の人は「控える」ことから始めるだけで十分だと思います。
ビーガンは栄養が偏るのではないか?とお考えかもしれませんが、 植物性食品でも、しっかりとバランスよく組み合わせることが大事ですので、この点はいかなる食事でも同じです。
コストがかかるように感じるかもしれませんが、豆や野菜、米などの基本素材は安価ですし手に入りやすいです。創意工夫でコストは抑えられます。
グルテンフリーやビーガン料理は、単なる流行ではなく、食事を通じて「自分の体に向き合うこと」「地球の未来を考えること」「皆と安心して食卓を囲むこと」に繋がる、大切な選択肢です!
当店では、素材、料理に「安心」「やさしさ」を込めてお作りしています。どんな方にも美味しく楽しく召し上がっていただけるよう、これからも創意工夫していきます。